張り替えのタイミングと費用
傷んできた畳をそろそろ張替えたい
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畳の張替え・交換の目安時期
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張替え前に畳の構造を知る
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畳の張り替えにかかる時間と費用の相場
劣化した畳をそのままにしておくと、さまざまなデメリットが生じます。
張替え前に畳の構造を知っておこう
それぞれの特徴
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Point 01
畳表(たたみおもて)
畳表は畳の表面の部分で、綿や麻の経糸(たていと)にイグサの茎を緯糸(よこいと)として織り込んで作られています。
断面がスポンジ状になっているイグサの特性のおかげで、通気性や保温性に優れているだけでなく、空気を浄化するとされています。
高温多湿の日本の風土に適しており、夏は涼しく、冬は暖かくなる点が魅力です。
畳表に使用されるイグサは、品質の良し悪しによって等級化されています。
国産のイグサは美しい光沢と耐久性の高さが人気。
近年では、ダニやカビに強い和紙や樹脂などを原料にした畳も開発されています。
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Point 02
畳縁(たたみべり)
畳縁は畳の周囲を囲む帯のことで、畳表の補強や角同士の摩擦防止、畳床の隙間を埋めるなどの役割を持っています。
日本の歴史をさかのぼってみると、畳縁の模様で身分を表したり、絹糸でできた畳縁が高級装飾品として扱われた過去もあります。
元々は綿や麻の糸でできた畳縁が主流でしたが、最近では化学繊維の製品も多く販売されて、さまざまな色や柄の中から選択できるようになりました。
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Point 03
畳床(たたみどこ)
畳床は畳の芯となる部分で、基本は稲藁(いなわら)を何層にも重ねて圧縮した「藁床(わらどこ)」のことを指します。
使用される稲藁の品質によって畳床の等級が分かれており、一般住宅では通常二等品が使用されます。
近年では、資源不足や畳の軽量化へのニーズへの高まりから、木質繊維やポリスチレンフォームを使用した畳床も多く見られるようになりました。
現在主流となっているのは、藁と藁の間に木質繊維板やポリスチレンフォームを挟んだタイプで、軽量で断ちも発生しにくく耐久性が高くなっています。
畳の張り替えにかかる時間と費用の相場
畳の裏返しにかかる時間・費用の相場:
畳の裏返しでは、畳床から畳表を剥がし、きれいな面を表にして張り直すという作業を行います。
3つある畳の張替え方法の中で、最も短時間・低コストで畳の見た目を改善できる点が裏返しのメリットです。
畳の裏返しにかかる費用の相場は、1畳あたり4,000~9,000円程度で、作業時間もほとんどの場合1日程度で済みます。
畳の表替えにかかる時間・費用の相場:
畳の表替えは、古くなった畳表を畳床から剥がし、新しいものに交換する方法です。
表替えにかかる費用相場は1畳あたり4,000~13,000円程度。
畳表を新しくするため、裏返しと比較すると費用はかかりますが、畳全体を新調する場合の70%程度の費用で見た目を一新できる点がメリットです。
作業時間は裏返しと同様、近年は業者が工場に一度持ち帰るケースがほとんどで、1~2日程度で完了します。
表替えの場合も、作業期間中は畳がない状態になります。
畳の新調にかかる時間・費用の相場:
畳を新調する場合は、畳表・畳床・畳縁をすべて新しくするため、かかる費用にも幅があります。
相場としては1畳あたり10,000~35,000円程度が目安ですが、畳表・畳床・畳縁のそれぞれの品質やグレードによっては、さらにコストがかかります。
新調の場合は、業者が既存の畳を採寸し、完成した新しい畳と入れ替えるという作業を行います。
新しい畳の準備に数日~2週間程度の時間がかかる場合がありますが、室内での作業時間自体は1日程度です。
畳を入れ替えるだけなので、部屋に畳がない期間は発生しません。
畳の張替えにおすすめの季節
畳の張替えのベストシーズンは秋から冬にかけて。
その理由は湿度と天候にあります。
畳は湿度の影響を非常に受けやすいという性質を持ちます。
ジメジメした時期に作業を行うと、畳や床下がなかなか乾燥せず、耐久性が低下したりカビ発生の原因になったりする可能性があるのです。
秋は晴れの日が多く気温もちょうどいい季節のため、1年の中でも特に作業しやすいとされています。
新年に向けて畳を新調すると、すがすがしい気持ちで年を越せる点も魅力と言えるでしょう。
冬は空気が乾燥しているということもあり、畳の寿命を延ばすという観点では最適な時期です。
中でも2月は閑散期にあたり、業者の予約を取りやすい点もメリット。
12月のボーナスシーズン後でもあるので、和室全体を一新するのにもおすすめのタイミングです。
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